DevOps: ウェルスマネジメントとアセットマネジメントにおける活用
2018/07/31
ケリー・バーンズ
DevOpsはコアビジネスにおけるITについての新しい考え方である。DevOpsは、「システムの立ち上げと稼働に使われる全てのプロセスとツールを見直し、瞬時に望ましい結果を達成できるようにする」という魅力的なプランを提案する。
Key research questions
- DevOpsとは?
- DevOpsが資産運用コアシステムの処理時間を削減する方法は?
- DevOpsの利用に最も適している分野は?
Abstract
DevOpsから連想されるのは、「クラウドにあるマシン」
DevOpsはコア業務におけるITについての新しい考え方である。DevOpsは、「システムの立ち上げと稼働に使われる全てのプロセスとツールを見直し、瞬時に望ましい結果を達成できるようにする」という興味をそそるプランを提案する。本レポートでは、DevOpsの仕組み、DevOpsの利用の増加、DevOpsが最も適している状況/環境の概要を示す。
簡単に言うと、DevOpsは自動化を利用したソフトウェア開発の規律とシステムの運営の結合である。DevOpsから連想されるのは、「クラウドにあるマシン」である。「クラウドにあるマシン」が意味するのは、もはやマシンの注文が届くのを待つ必要はなく、かなりの時間を削減することができるということだ。自動化により、手作業はなくなり、貴重な時間とお金を節約することができる。自動化とDevOpsにより、ウェルスマネジメントとアセットマネジメントどちらにおいてもITの変更を迅速に行うことができるだろう。
クラウドサービスとマイクロサービス・アーキテクチャにより、資産運用の責任者は、彼らのコアシステム全体に影響を与える機能停止に対応するためのより良いツールを手に入れたことになる。
DevOpsは、これらのツールの自動化、開発およびテストに多額の投資をする余裕のある資産運用責任者にとっては有効な手法である。一方、商品化のスピードが遅い、又はマニュアルによるテストや最小限の投資を良しとする資産運用責任者は、DevOpsのメリットを享受できない可能性がある。