概要
モデルリスクマネジャー・アワードでは、金融リスク管理、業務リスク管理、国境を越えたリスク管理、金融犯罪リスク管理の成功に不可欠な様々な領域でのテクノロジー活用事例のベストプラクティスを表彰します。
モデルリスクマネジャーの応募カテゴリーは以下の3つです。これらのカテゴリーへの応募では、あらゆる機能または財務/業務リスク管理の機能を取り上げることができ、各カテゴリーで複数の受賞者が出る可能性があります。
モデルリスクマネジャー・アワード2025への応募は現在受付中で、2025年1月17日に締め切られます。
モデルリスクマネジャー2025の受賞企業は、2025年6月18日に開催されるセレントのフラッグシップイベント「イノベーション & インサイト・デー」で発表される予定です。
応募書類を提出する前に、「よくある質問」をよくお読みください。ご不明な点がございましたら、ご遠慮なく modelriskmanager@celent.comまでお問い合わせください。
応募カテゴリーおよび受賞プロジェクト
データ、アナリティクス、AI
データは今や、リスク管理にとって重要な情報源となっています。これまで使われていなかった社内データや社外データソース、デバイスから得られるデータ、データを解釈するための新しい技術が、リスク管理の限界を加速的に押し上げています。このテーマでは、以下のようなプロジェクトを評価します。
- リスク管理のための新規または代替のデータソース
- 人工知能、機械学習、自然言語処理 (NLP)、自然言語生成 (NLG) などのデータ分析技術
- ビッグデータ分析ツール/ プロセス/インフラ
- ビジュアルアナリティクス
デジタルと新興テクノロジー
デジタルトランスフォーメーションは、人と人の交流から人と機械、または機械と機械の交流へと移行しています。リスクを効率的に管理するためには、異種・サイロ化したビジネスラインや業務プロセスを統合・調整することが重要になります。このテーマでは、以下のようなプロジェクトを評価します。
- 自動化とロボティック・プロセス・オートメーション (RPA)
- クラウド
- 最新のAPI
- オープンプラットフォーム
- ブロックチェーンと分散型台帳技術 (DLT)
レガシーとエコシステムの変革 リスクマネジャーは通常、下位互換性を提供する必要があるので、レガシーテクノロジーがイノベーションの妨げになることがあります。リスク管理者は近代化だけでなく、社内システムを変革し、社内ユーザーや利害関係者、顧客や取引先、規制当局との関わり方を変革する必要があります。このテーマでは、以下のようなシステムのリプレースメントやトランスフォーメーションに関連するプロジェクトを評価します。
- 金融犯罪 – 不正行為、AML、取引監視
- 金融リスク管理
- GRCおよび統合リスク管理
- サイバーセキュリティ
リスク管理機能の例
リスク管理機能の例は以下の通り。(すべてが網羅されているわけではない)
金融リスク管理
以下のような領域:
- 投資ポートフォリオおよびリスク分析
- 市場リスク
- 信用リスク
業務リスク管理
以下のような領域:
- ガバナンス、リスク、およびコンプライアンス (GRC)
- 企業リスク管理 (ERM)
- サードパーティリスク
- ITリスク
- 規制の変更管理
Enterprise Risk
以下のような領域:
- 全社的なストレステスト
- 規制当局への報告
金融犯罪リスク管理
以下のような領域:
- 不正行為
- マネーロンダリング防止 (AML) と顧客確認 (KYC)
- 取引とコミュニケーションの監視
- サイバーセキュリティ
イノベーション&インサイトデー2024
アワードプログラムについてもっと知りたい場合は? I&I イノベーション&インサイトデー2024ハブページでは、昨年の受賞者のインタビューや、2024年のプログラムにおける主要トレンドとテーマについてのセレント・アナリストチームのコメント、セレントのリテールバンキング&ペイメント部門責任者であるZilvinas BareisisとChunka Muiによるファイヤーサイドチャットなどをご覧いただけます。ファイヤーサイドチャットでは、AI、気候変動、信頼などのさまざまなトピックや、金融機関はどのように変化する世界を受け入れ、ナビゲートし、形成していくことができるのかについて議論しています。