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バイサイドの投資/リスク管理:オルタナティブ投資、マルチアセット取引におけるベストプラクティス【抄訳版】

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2015/10/18

Abstract

(このレポートは2015年10月20日に" Buy Side Investment and Risk Management: Thriving in Alternative, Multiasset Realities" というタイトルで英文で発表されましたが、抄訳版を2016年3月28日に発行しました。)
※ダウンロード: レポート本文(PDF)=和訳レポートファイル 添付ファイル(PDF)=英文レポートファイル

オルタナティブ投資とマルチアセット取引が広がる現状において、最適なアプローチは何か、投資リスク管理の業務およびシステムのベストプラクティスを提示します。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 今後数年間の構造的変化、商品トレンド、投資動向はバイサイドにどのような影響を及ぼすか?

2

こうした変化に先んじて、金融機関はどこにどのように注意を向ければよいか?
3

投資およびリスク管理の実務にはどのような影響があるか?

本レポートはバイサイドの投資ユニバースの拡大、トレンド、動きとそれらが投資およびリスク管理機能に及ぼす影響を明らかにし、金融機関が講じるべき対応策について論じています。

金融危機以来、資産運用会社はマルチアセット化、分散投資、利益確保をスローガンに、危機の後遺症から抜け出す取り組みを続けてきました。金利や為替をめぐる不透明感、新興市場の成長失速、資産バブルの崩壊などが続いている状況下で、投資ユニバースは構造的変化、商品トレンド、投資動向に突き動かされる形で方向感が定まらないまま変動しています。

投資ユニバースは需給動向に左右されて拡大し、業務は複雑化しています。投資家は運用会社に対して商品やアドバイスの提供だけでなく、エンド・ツー・エンドのソリューションなどより多くを求めるようになっています。投資家からの圧力が強まるなか、既存の商品は進化を続け、より高度な投資アプローチ(スマートベータなど)が必要になる一方、投資家は既存商品にも新たな利用方法を見出しています(デリバティブの代用としてETFに投資するなど)。

市場環境全体としては、規制強化に伴う逆風はいまだ治まらず、バイサイドにとってはより厳しくなっています。さらに、業務・投資のアウトソーシングの拡大に伴い従来の枠を超えた動きが広がっていますが、リスク管理およびリスク報告の観点からはこれらの調整が必要になっています。

「銀行、保険およびデリバティブに関する規制は、様々なプレイヤーに自己資本比率の引き上げを求めています。このことは、バイサイドのサプライヤーや顧客の利益にも変化をもたらし、業務の煩雑さやコスト増の要因になっています」とセレント証券プラクティスのリサーチディレクターでレポートの共著者であるキュビラス・ディン は述べています。

今後は構造的な歪みと経済の不透明感を背景に、投資家と資産運用会社は新たな投資ユニバースの領域をさらに開拓する姿勢を強めるとみられます。バイサイドの金融機関はそれに応えるべく業務体制とテクノロジーインフラのモデルを見直す必要があるでしょう。

「このユニバースは常に変化し続けています。フロンティアの行く手には、数々のブラックホールが存在します。新たな規制強化が打ち出される一方、将来の「スター」になり得る未開拓のビジネスチャンスに光が当たることもあるでしょう」とアナリストでレポートを共同執筆したデニス・コンは話しています。