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キャピタルマーケッツ2.0 : 機関投資家向けブローカレッジおよびマーケットメイク業務の未来

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2009/05/27

Abstract


(このレポートは2009年5月28日に"Capital Markets 2.0: The Future of Institutional Brokerage and Market Making Operations"というタイトルで英文で発表されましたが、日本語版を2010年1月27日に発行しました。)

資本市場の逼迫、IT投資の縮小、業界再編などを背景に、証券業界のビジネスモデルは移行期に入っています。決定権を持つバイサイドは、よりターゲットを絞りカスタマイズされたソリューションを証券会社に求めています。

世界の資本市場では進化を伴う再編が進行しています。これまで機関投資家向け資本市場では、証券会社が最先端の執行サービスやその他のバンドルサービスを、縦割りかつ「追随的」なアプローチで、バイサイドの様々なタイプの顧客に向けて提供することに重点を置いてきました。しかしここにきて、決定権を持つバイサイドは、よりターゲットを絞りカスタマイズされたソリューションを証券会社に求めています。さらに、取引先の証券会社(特にプライムブローカー)の健全性と持続性に関するチェックもより厳しくなっています。

セレントの最新レポート「キャピタルマーケッツ2.0: 機関投資家向けブローカレッジおよびマーケットメイク業務の未来」は証券業界の進化の状況を明らかにし、どのようなモデルが成功し失敗するのか、どのようなサービスが求められているかを予測しています。また、バイサイドのニーズがどこからきているのか、証券会社がいかに独自性の高い差別化された注文執行その他のサービスを提供しているのか、について考察しています。

バイサイドのニーズとそれぞれが抱える問題(減収、利益率の縮小、規制の不透明性、リスク管理の見直しなど)に対応するため、証券会社は急速に進化しています。「プライムブローカーの再編が進み、予想外の展開も有り得る状況です。従来の注文執行サービスにおいては、これまで考えられなかったような斬新なアイデアが実際に検討されています」とセレント証券プラクティスのシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるデビッド・イーストホープは述べています。

進化のプロセスでは、当然ながら勝者と敗者が生まれます。 においては特定の執行モデルが成功を収めると同時に、今後数年間は基本回帰の時代になるとセレントはみています。多くの証券会社が最良執行を重視するスタンスに立ち返る一方で、執行サービスのアウトソーシングを進めて特定のサービスに特化する証券会社も出てくるでしょう。「証券会社の間でのテクノロジーをめぐる競争は緩和され、また、どの会社もリソースには制約があることから、テクノロジーだけを武器に勝負しようとするティア2またはティア3の証券会社は少なくなるとみられます」と同じく証券プラクティスのアナリストで共同執筆者のシャーメイン・リーは指摘しています。

新興マーケットメーカーや特化型証券会社は、セルサイドがどこで失敗するかを静観しています。これらのプレーヤーは、ボラティリティと流動性が低い現在の環境で存在感を増していくとみられます。最新テクノロジーを備えたマーケットメーカーが流動性の空白を埋められるかどうかは、新たな枠組みの中で証券会社が進化できるか否かにかかっています。

本レポートは31図と5表を含む全43ページから構成されています。