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代替決済の現状:コモディティ化と利点

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2008/10/06

Abstract


ここ10年足らずの間に代替決済は「ドットボム」に伴うバーンアウト状態から脱し、一般に広く普及した認知度の高いオンライン決済手段へと成長しました。代替決済のビジネスモデルは、かつては「目新しさ」や特定のオンライン環境(eBay など)における唯一の決済手段というソリューションの特徴に依存していましたが、今では決済カードより優れた価値を提供することに重点を置いています。

これまでオンライン決済ではカードが主流でしたが、代替決済市場においてはカード業界が不利な立場に立たされています。ACHを通じた銀行口座引き落とし による決済が実行されるたびに、カード業界の取引規模は1.5~2.4%以上縮小すると考えられます。代替決済業者は「enabler(共依存者)」、 「quasi-disruptor(半破壊者)」または「disruptor(破壊者)」のいずれかに分類することができますが、カード業界はこれらの動 向を注視する必要があるでしょう。

Enablerは決済カードとの技術的な一体化を推し進めており、決済手段として利用されるカードの発行枚数の増加につながっています。Quasi- disruptorはカードとその他の決済手段(銀行口座など)の併用を認めているため、消費者がカードを決済に利用している限りはenablerに分類 されますが、銀行口座が利用される場合はdisruptorになります。最後に、disruptorはカードを全く使わない決済方法を採用しています。

しかし、代替決済を取り巻く環境は必ずしも明るい材料ばかりではありません。セレントのシニアアナリストのレッド・ギレンは 次のように述べています。「代替決済はセキュリティ、利便性、価格の面で既にコモディティ化されています。業者間の実質的な差別化要因は、購買促進によっ て関連する売上高を押し上げられるかという点に移っています。従って、カード業界にとっては、代替決済業者の中でもオンライン販売における売上拡大方法を 確立しているdisruptorが最大の脅威となるでしょう。今後は、自らの役割は買い物客に決済手段を提供するだけにとどまらず、その購買意欲を喚起す ることにあることを自覚しているプレイヤーが成功を収めるでしょう。」


今回のレポートでは決済業界の主要プレイヤーの一部に焦点を当て、既存のオンライン決済業者(カード会社)や同業他社との競合状況を分析しています。本レポートは17図と10表を含む全56ページで構成されています。