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トレーディング/ポートフォリオシステムに関する投資動向調査

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2005/06/15

Abstract


2004年、投資顧問業界が注文管理システム分野に費やした投資総額は約4億4,500万米ドル(約481億円)であったとセレントは見ています。そして、2007年には7億100万米ドル(約758億円)に達する見通しです。


最新レポート「トレーディング/ポートフォリオシステムに関する投資動向調査」において、セレントは、投資顧問業界の注文システム、ポートフォリオ管理・会計システム利用に関する業界調査結果を分析しています。調査では、各投資顧問会社のトレーダー、ポートフォリオマネージャー、ITマネージャーを対象に、以下の諸点をめぐる40以上の質問を提示しました。

  • トレーディングシステムに対する関心と購入計画の有無
  • トレーディングシステムの採用状況、実績、購入理由
  • ポートフォリオシステムの採用状況、実績、購入理由
  • トレーディング/ポートフォリオ統合システムおよびASP導入に対する関心とシステム移行の検討課題

このレポートを執筆したセレントのアナリストデニース・バレンタインによると、機能を限定したシステムを提供するポートフォリオシステムやその他ソリューションのプロバイダーがマーケットでの攻勢を強めている中で、市場全体の投資額には価格引き下げ圧力が反映されています。予算や売買高の限られた投資顧問会社は、低コストの代替システムで間に合わせるでしょう。しかしながら、規模やタイプにかかわらず、あらゆる投資顧問会社にとって最優先すべき目標は自動化の推進なのです。

このレポートでは、Advent、Financial Models Co、サンガード、Linedata Servicesなどが提供するポートフォリオ管理システムのトレーディングモジュールから、Charles River Development、Macgregor、Latent Zeroといったトレーディングシステム専門プロバイダー、FlexTradePortwareなど注文執行/トレーディング戦略システムに特化する新規参入業者、GL Tradeなどのバイサイドの顧客をターゲットとするセルサイドのベンダー、顧客にOMS機能を提供するブローカー・ディーラー等をとりあげています。

今後トレーディングとポートフォリオ管理システムの統合はより幅広いアクセスを可能にする重要な役目を担うでしょう。また、すでにそうした動きも見え始めています。今回の調査結果を総合的に分析してセレントが導き出した結論は、複数の資産クラスを対象とするトレーディング/ポートフォリオ統合システムに対するニーズが拡大しているということです。大手の投資顧問会社にとっては引き続きベスト・オブ・ブリード型のアプローチが有力視されるものと見られますが、今後統合ソリューションを採用する投資顧問会社が増えるでしょう。顧客となる投資顧問会社によって選好するシステム導入アプローチが異なります。一方ベンダーはASPサービス提供の実績を重ねサービスを向上させています。ベンダーが統合ソリューションを提供する際には、自社のインハウスシステムとしての導入とASP型の利用のいずれの選択肢にも対応できるようにするべきです。

このレポートは20図と1表を含む全32ページで構成されています。

注)米ドルから日本円への換算レートは、2005年5月31日の仲値(東京三菱銀行公表による)を参照。